OVER HOLE LISTS 2004.08.10 ビート エンジンOH H3年式 80000km
@シンダブロック&オイルパン
Aシリンダヘットassy
BEXポート
C燃焼室&バルブ
Dピストンassy
Eクランクメタル&コンロットメタル
Fバルブスプリング IN&EX
GEXバルブフェース&ステム
Hシリンダブロックassy
走行約80000kmのEA07エンジン外装+内部状況です。
風が通りにくいエンジンルームですから、ホコリも溜りウォーターホース・エアーホース類の痛みが目立ちます。
シリンダーヘット&ブロックのアルミの腐食状況も進んでます。
エアークリーナー内部、スロットルボディーもブローバイガスのスラッジが溜まっています。
アクセルペダルが重たい症状は要注意!
オイルメンテナンスが悪かった様で内部は、スラッジがこびり付いてます。
油温が上がりやすく回るエンジンですから、やはりこまめなオイル交換が必要です。
シリンダー同様スラッジがひどい状況です。
外見は洗えば良いのですが、ロッカーアーム・カムシャフトのカジリがおこりやすく周動部分の動きが悪くなってます。
バルブシート部は虫食い状態!
ポート内部までカーボンが詰り排気抵抗になってます。
燃料はハイオクでないとひどいですネ!
ガーボンビッシリ!
ブローバイガスが出ている状態での走行や自己清浄作用が行われないとカーボンが付着しやすいです。
エンジンオイルも良い物を使用しましょう。
燃焼室と同様ピストントップにはカーボン付着!
ピストン側圧側はスカッフ(キズ)が見られ磨耗しています。
シリンダーとのクリアランスが増えピストンが首振り状態だとこの様な状態になりなす。
もちろん粗悪オイル、メンテナンス不足による油膜切れも考えられます。
ピストンリングも張りがなくシリンダ接触面は磨耗が激しい状況です。
部分的にメタルへ荷重がかかり表面が剥離しかかってます。
オイルメンテナンス不良によるクリアランス過多や回転バランスずれ、シリンダラインずれなどが考えられます。
バルブ全長(自由長)が新品より短くなってます。
荷重に対して反発力も弱く高回転時にサージングを発生させます。
バルブポート同様フェース部にもカーボンの蓄積があり、バルブシートとの当たり面は虫食い状態。
当り幅も限度値の1.8mmを超えています。
バルブステム部はオイル不良やバルブガイドとのクリアランス不良、熱などで無数の立てキズが入ってます。
この状況で走行するとバルブオイルシールを痛め、オイル下がりの原因となります。